今回はメジャーバージョンアップになります。
関連情報
- 【参考】サーバー移転(Nginx):Redmineのアップグレード(3.2→3.3)とGoogle認証プラグイン(2016-06-09)
- Redmineのアップグレード(3.1→3.2)とGoogle認証プラグイン(2016-04-20)
- Redmineのアップグレード(2.4.1→3.1)とGoogle認証プラグイン(2015-07-15)
- 【まめ知識】RedmineでGoogle Apps認証!(2014-02-14)
しかし今回、
というオリジナルをフォークした「redmine_omniauth_google」プラグインを使わせていただき、動くようになりました。
アップグレード
インストール場所:/usr/local/redmime-svn/4.0-stable
Nginxで指定する場所:/usr/local/redmine-svn/redmine (/usr/local/redmime-svn/4.0-stable へのシンボリックリンク)
データベース:redmine34 --> redmine40 への移行
とすると仮定します。
Step 1. Redmine のダウンロード
cd /usr/local/redmine-svn
svn co https://svn.redmine.org/redmine/branches/4.0-stable/
これで 4.0-stable フォルダができます。
Step 2. 設定のコピーと編集
cd /usr/local/redmine-svn/4.0-stable
cp -p ../3.4-stable/config/database.yml config/
cp -p ../3.4-stable/config/configuration.yml config/
cp -p ../3.4-stable/config/unicorn.rb config/
config/database.yml の編集(1箇所)
データベースとして、
database:redmine34
を
database:redmine40
Step 3. データベースのコピー
phpmyadmin 等で redmine34 のデータベースをエクスポートし、redmine40 というデータベースを新規作成した上で、そこにインポートする。
redmine34 と異なるユーザーに権限を渡した場合には、上記 database.yml のユーザーとパスワードのデータを変更すること。
Step 4. ファイルとフォルダのコピー
cd /usr/local/redmine-svn/4.0-stable
rm -rf files
cp -rp ../3.4-stable/files
Step 5. Google Auth プラグイン「redmine_omniauth_google」のインストール
cd /usr/local/redmine-svn/4.0-stable
cd plugins
git clone https://github.com/yamamanx/redmine_omniauth_google.git
bundle install
※ bundle install で警告やエラーがでたが、とりあえずそのまま進む。
Step 6. 必要なツール類のインストール(Unicorn等)
cd /usr/local/redmine-svn/4.0-stable
gem install bundler --no-rdoc --no-ri
echo 'gem "unicorn"' >> Gemfile
bundle update
bundle exec rake generate_secret_token
bundle exec rake db:migrate RAILS_ENV=production
bundle exec rake redmine:plugins:migrate RAILS_ENV=production
Step 7. A1 テーマのインストールと設定移行
以前から A1テーマを使っていたので、その最新版を入れることにする。
ダウンロードしたものについて
/usr/local/redmine-svn/4.0-stable/public/themes/
に展開する(a1フォルダを入れる)。
/usr/local/redmine-svn/4.0-stable/public/themes/a1/
に入るはず。
以前の a1 テーマにカスタム設定したスタイルシートを移行しておく
cd /usr/local/redmine-svn/4.0-stable
cp -p ../3.4-stable/public/themes/a1/stylesheets/application.css public/themes/a1/stylesheets/
どういうカスタマイズをしたかというと
優先度
今すぐ:紫
急いで:赤
高め:オレンジ
通常と低い:灰色・白
※ただし終了したものは、通常と同じ背景にした上で、文字は青。
という感じ。
Step 8. Redmine を止めて移行する
まずは動作している Redmine 3.4系を停止します。
/etc/init.d/unicorn stop
unicorn のプロセスが残っていたら個別に kill してください。
残っていたら、移行後に redmine 4.0 用の unicornが起動できません。
cd /usr/local/redmine-svn/
rm redmine
ln -s 4.0-stable redmine
として
/usr/local/redmine-svn/redmine (シンボリックリンク)の実体を
3.4-stable から 4.0-stable フォルダに切り替えます。
/etc/init.d/unicorn start
で起動すればOK.
STEP 9. Google 認証でログインできるようにする
管理者で Redmine にログインし、「管理 > プラグイン」より、「redmine_omniauth_google」プラグインの設定を行います。
設定に関しては
- 【まめ知識】RedmineでGoogle Apps認証!(2014-02-14)
を参考にしてみてください。
基本的に
- Client ID: Google Developer Console で発行
- Client Secret: Google Developer Console で発行
- Available domains: 無料版 Gmailなら gmail.com、G Suiteならそれぞれのドメインを入れる感じ。
- Oauth authentiffication: オンにする
になるはずです。
またプラグインの各種設定については
を参考にしてみるとよいでしょう。
実際にログアウトして、Google 認証ボタン(Login via Google)を押して、Googleログイン画面が出てきて、そこにログインすることで Redmine に登録したユーザー(メールアドレス)でログインできたらOKですね。
ということで Redmine 4.0.3(2019-06-07時点)が入ったのでした。
今回 Redmine の新機能をみると、##チケットID でチケットのタイトルが入ってくれるのは大きいなと思いました。
2019年6月7日 @kimipooh
0 件のコメント:
コメントを投稿