2021年12月24日金曜日

【Googleグループ】Googleアカウントを保持していないメンバーを新オーナーにして、旧オーナー権限を削除してしまった場合

Googleグループは、必ず一人以上のオーナーが必要です。ただし Googleグループの管理は、Googleアカウントが必須になります。ともすれば、新オーナーが Googleアカウントを保持していない場合もあります。その場合、一時的に Googleグループが管理できなくなります。

Googleグループヘルプコミュニティでの事例

上記最近の3つの事例において、8月と12月の例をみると

オーナーとなったメールアドレスで Googleアカウント作成して数日後にオーナー権限で Googleグループを管理できるようになる

ということがわかりました。1例だけだと特殊な事例かと思いますが、2例以上あるとそれは仕様ではないかなと思います。そのため備忘録として残しておきます。

2021年12月24日 @kimipooh

2021年11月2日火曜日

heteml で設定した独自ドメインのメールを Gmailで差出人として利用する方法

手持ちのウェブサイトで heteml サーバーを試していたことに気づいて、実際にやって成功した設定を備忘録として残します。本設定は、2021年11月2日に確認しました。


STEP 1.  heteml のWebメールでメールを受信できることを確認する

ウェブメール:https://webmail.heteml.jp/

にログインして、自分自身にメールするなどして受信出来ることを確認してください。

これが出来ない場合には、ヘテムルに問い合わせてください。


STEP 2. 送信情報を取得する

メールソフトの設定方法(ヘテムル)

を参考に、

送信メールサーバーをチェックしてください。


STEP 3. Gmailに設定する

1. メールアドレスは、独自ドメインのメールアドレスを設定

2. SMTPサーバーは、STEP2でメモした送信サーバーを指定
ユーザー名:独自ドメインのメールアドレス
パスワード:STEP1で確認したWebメールのログインパスワード
ポート:465
暗号:SSL


3. 設定した独自ドメインメールアドレス宛に、確認メールが送信されます。ここにかかれた確認コードを入力します。



4. 設定した独自ドメインメールアドレス宛に、確認メールが送信されます。ここにかかれた確認コードを入力します。

下記のように設定が追加されていることを確認


2021年11月2日 @kimipooh

2021年7月5日月曜日

macOS版 Googleドライブアプリ - 複数アカウントに対応していた

 久しぶりに手持ちの Mac を再起動すると、Googleドライブアプリが刷新されて、下記のような画面が出てきました。無料版 Gmail のアカウントでも「ストリーミング」機能が使えるようになったのかぁという印象ですね。


機能比較

それはともかく本題はこちら。


複数アカウントでログインすると、各アカウントのドライブができる



macOS 版限定のようですが(手持ちの Windows10ではアカウント切り替えしかなかった)、Googleドライブアプリの設定から、アカウントの追加ができるようになっています。
試しに、2つのアカウント(Google Workspace と 無料版 Gmail)を設定すると、下図のように、メールアドレス - Google Drive のドライブがデスクトップに表示されます。


おっと!ドライブのフォルダ名が変わってしまったのか!と思ったのですが、


/Volumes を覗いてみると、最初に登録していたアカウントのほうは、 /Volumes/GoogleDrive とマウントされたドライブのアクセス先は変更していませんでした。いくつかシンボリックリンクをつかっているので、これは助かります。

2021年7月5日 @kimipooh

2021年4月12日月曜日

Redmineのサーバー移行(4.0→4.1.2)とGoogle認証プラグイン

サーバー移転したとき苦労したので、備忘録として残しておきます。

Redmime 利用しているGoogle認証プラグインは、「Redmine Omniauth Google plugin」に対して

の修正版を施したものです。こちらは、redmine 4.1.2 でも動作します。

移転先は、さくら VPS(CentOS Stream8)です。


関連情報


STEP 1. 新サーバーに Redmine 4.1.2 を新規導入


とても長い道のりがあります。
基本的には上記サイトの通りにセットアップするとよいです。
  1. DB: MariaDB 10.3.x
  2. Perl: perl 5.26
  3. Ruby :  2.6.x 
  4. Unicorn(自動起動)
  5. Nginx 1.18(非暗号, 自動起動)
ここまでうまくいけば、次に Let's Encrypt を使った常時SSLで redmine を動かしたいと思うはず。

STEP 2. 通知のためにメールサーバ(postfix)を導入しよう


Let's Encrypt の証明書通知のために、メールが送信できる環境が必要です。今回は他のメールサーバーを使わず、自前で完結することを想定しています。そのため postfix をインストールします。postfixをインストールしたなら、mailコマンドも使えるようにしておくとなにかと便利です。

dnf install postfix
dnf install mailx

上記2つコマンドで mailコマンドと postfixをインストールします。
今回は完全にローカルでしか使わないので、外部からの 25/tcp を許可する必要はありません。IPv4 のみで良い場合、下記のように inet_protocols を ipv4 にしておくとよいです。

/etc/postfix/main.cf を編集

inet_protocols = ipv4
myhostname = ホスト名(FQDN)
mydomain = ホスト名(FQDN)

上記3つを設定したら、

service postfix start
systemctl enable postfix

で自動起動しておけばよいです。
かりにホストが、hogehoge.example.com であるなら

echo test  | mail -s 'test'  自分のメールアドレス

として自分にメールしてみましょう。
たとえば root ユーザーで実行すると

root@hogehoge.example.com からメールが届くはずです。

また /etc/aliases を編集し
root: サーバーのシステム通知をうけるメールアドレス

をいれて
newaliases
にて、エイリアスデーターベースを更新しておきましょう。このあたりはサーバー管理の問題なので、詳細は割愛します。

STEP 3. Redmine を Let's Encrypt を使った常時SSL化してみよう



証明書発行に、certbot を利用する場合、

http://ホスト名(FQDN)

が外部からアクセスできる状況が必要です。実際には Let's Encrypt 側から http://ホスト名/.well-known/ 以下にアクセスができる必要があります。 

さくらVPSであれば、コントロールパネルのパケットフィルターから一時的に 80/tcp を外部から許可しましょう。なお 443/tcp (https://)については、IP制限をかけるなど限定接続可能なら、そのほうが安全です。

nginx の場合の Let's Encrpyt 設定方法

の設定が終わっているとします。

SSLサイト:https://hoge.sample.com 

とする場合、

https://hoge.sample.com/.well-known 以下に対するアクセス権限が必要です。常時SSLサイトにしているなら、上記フォルダ以外を https へ転送すればよいです。

server {
    listen 80;
    server_name hoge.sample.com;
 
    location /.well-known {
      root /var/www/certbot/;
    }
 
    location / {
      return 301 https://$host$request_uri;
    }
}

上記のように、http://hoge.sample.com/.well-known 専用の root ディレクトリを指定して、実際にそのディレクトリを作成してください。ここは certbot コマンドによって、一時的に証明書関連のデータが保存されます。実行完了後、データは削除されます。

また
/etc/letsencrypt/renewal/hoge.sample.com.conf の
[[webroot_map]]
hoge.sample.com = /var/www/certbot/

のように webroot_map を上記 http://hoge.sample.com/.well-known で指定したルートディレクトリにしておきましょう。

設定がうまくいっていれば、

/etc/cron.d/letsencrypt で設定されている コマンド
  • certbot renew --post-hook "systemctl restart nginx"
を実行して、うまく更新されていることを確認しましょう。

次に
を参考に nginx の設定を変更します。
 redmine 用の設定
/etc/nginx/conf.d/redmine.conf を上記リンク先にあるように編集します。

ただし、後ほどインストールする Google 認証プラグインのため、下記の赤部分を追加してください。これを追加することで redmine の back_url が http:// から https:// に切り替わってくれます。

    location @app {
        proxy_redirect off;
        proxy_set_header X-Real-IP $remote_addr;
        proxy_set_header X-Forwarded-Proto $scheme;
        proxy_set_header X-Forwarded-For $proxy_add_x_forwarded_for;
        proxy_set_header Host $http_host;
        proxy_connect_timeout 60;
        proxy_read_timeout 60;
        proxy_send_timeout 600;
        proxy_pass http://unicorn;
    }
    
これで、
https://ホスト名(FQDN)

としてアクセスできたら成功です。

STEP 4. Redmine データの移行


を参考に、元サーバーから
  1. files フォルダ
  2. themes フォルダ内の利用テーマフォルダ
  3. plugins フォルダ内の利用プラグインフォルダ
  4. redmine 用データベース
をバックアップしましょう。

新規インストールしたのと同じデータベース名(上記例だと redmine)にすると、
私の場合にはエラーがでたので
redmine2 など別のデータベースを作成して、そちらにインポートするのがよいと思います。

DBをインポートする、変更した場合にはその都度
redmine のトップフォルダで

bundle exec rails db:migrate RAILS_ENV=production
bundle exec rails redmine:plugins:migrate RAILS_ENV=production

をすること。

プラグインは個別に移行が必要かもしれないので、細かいところは省きます。
プラグインを出し入れした場合

redmine のトップフォルダで

bundle install
systemctl start redmine-unicorn
systemctl status redmine-unicorn

をしましょう。これで unicorn が fail になるようなら、そのプラグインが新しい redmine に対応していないことになります。それをフォルダから外すなりして、上記コマンドを実行しなおしてください。

files はそのまま入れ替えてください。

テーマ内の利用テーマフォルダもそのまま入れ替えてもいいですが、新しいバージョンが出ているなら更新することも検討すればよいです。

Google Developer Console にログインして、

https://ホスト名(FQDN)

を追加しておく必要があります。

今回ハマったのは、
  • proxy_set_header X-Forwarded-Proto $scheme;
の設定をいれていなくて

https://ホスト名(FQDN)/oauth_google?back_url=http%3A%2F%2Fホスト名(FQDN)%2F

のように back_urlが http なので、Google認証できないというものでした。

2021年7月2日 更新
2021年4月12日 @kimipooh

2021年3月2日火曜日

【macOS】Google Drive File Stream の対象ボリューム「Google Drive」を Spotlightの検索対象から外す

 普段はあまり気にしていないのですが、 macOS Big Sur にアップグレードしてから、手持ちの MacBookAir の動作が非常に遅くなったので、あれこれチェックしています。

その中でコンソールの system.log に

com.apple.xpc.launchd com.apple.mdworker.shared

に関連するエラーが短時間の間隔で大量にでているのに気が付きました。

こういうのを見てしまうと、気になるものです。

確かに、.Spotlight-V100というインデックスのためのフォルダができていますね。

いろいろ調べた結果、

にたどり着きました。
確かに .Spotlight-V100 というインデックス用の隠しフォルダがあるので、インデックスしているようにみえます。Google Driveはインデックス対象にしなくても https://drive.google.com から高速で検索できる仕組みが Googleにあるので、マシンパワーの無駄遣いです。

そのため、Google Drive File Stream(現行 Google Driveアプリ)がマウントする Google Drive (Google Workspace専用)ボリュームについては、Spotlight のインデックス対象から外しました。

すると、まだ時々の間隔でエラーは出るようですが、その間隔は時々になりました。

などのように、同じ問題に遭遇した人もいるみたいですね。

これで少しはパフォーマンスがよくなることを祈ります。

2021年3月2日 @kimipooh

2021年1月30日土曜日

【まめ知識】PC版Gmailにアクセスする(iOS編) 2021年度(Safari編)

 過去何度か、iPhone で PC版 Gmailを表示する方法を検証してブログに記事を書いてきました。しかし、現時点でいずれも使えなくなっています

2024年3月6日時点で、下記の方法を発見しました。

使えなくなった情報

【備忘録】iPhone (iOS) で Gmail を標準表示(2020年12月時点で使えず)

【まめ知識】PC版Gmailにアクセスする(iOS編)(2014年1月まで)

2021年1月30日時点で Safariを使った方法に成功したので、書き下しておきます。
ただ、またいつ使えなくなるか分かりません。

検証環境

iPhone 11 Pro

iOS 14.3

Safariブラウザを利用を利用して PC版Gmailにアクセスする

1. Gmail(https://gmail.com) にアクセスし、ログインする

2. 左上にある 三 をタップして一番下にスクロールします。

3. 下図の Gmailを次の UIで表示より「デスクトップ」のリンクをタップします。


4. 下図のように表示されるので「最新の Gmailを使用」をタップ


5. モバイル版 Gmailが表示されるので、アドレスバーの「ぁあ」をタップして、「デスクトップ用Webサイトを表示」をタップする


6. うまくいけば、 下図のように PC版 Gmailを表示することができます!


2021年1月30日 @kimipooh