2018年4月26日木曜日

【G Suite】新しい Gmail の EAP が開始されました!(+複数の組織を選択可能に!)

一般 Gmail のほうは、4月25日(米国時間)にリリースされて、すでに使っている方々もいるのではないでしょうか。G Suite については、4月25日より Early Adaptor Program(EAP)が開始されました!

早速筆者が管理している G Suite で EAP に申し込んで有効にしてみました!

気になる新機能「Confidential Mode」



上記のブログを参考にすると
  • Confidential  Mode
なるものが追加されている模様。「機密モード」ですか!何か響きがよいですね!
上記ブログ内の動画が説明をみると、有効期限、SMSによる確認とかもあるみたいですね。SMSによる確認(相手のSMSを入れるのか?)がないとメールが読めなかったりするんでしょうかねぇ。新しい Gmailを手持ちの G Suite で有効にしてみましたが、まだ Confidential Modeは使えないようです。

上記ブログには、今後数週間かけて無料の GmailユーザーとG Suite の一部に適用していくってことです。これは楽しみですね!

G Suite で EAP を申請するには


今回は特別な申請は不要で、管理コンソールから有効にするだけで適用されます。
その範囲も全体か組織かを選択できます。
の末尾に書かれています。
管理コンソール > App > Gmail > 詳細設定内にあります。



有効にしてしばらくすると(筆者の場合には30分ぐらい)、Gmailの右上にある歯車アイコンのトップに、「新しい (企業名等設定した管理コンソールで設定した名)メールをお試しください」のメッセージがでます。これを選択することで、新しい Gmailを体験できます。もちろん同じ箇所の「以前の Gmailに戻す」もありますので、暫くの間は行き来可能です。



Labs が 詳細設定に名称変更




されてますね!ただ内容はかなり絞り込まれて少なくなってます。

Gmailから、カレンダー、Keep、TODO から直接アクセス可能に!




これは結構便利です!
Gmailにスヌーズ機能が追加されましたし、
以前「【備忘録】Inbox by Gmail, Keep, Google カレンダーの「リマインダー」の連携」という記事を書きましたが、そういった機能を使えば手軽に使えそうですね!

【G Suite専用】複数組織の選択が可能に


実は一番これが小躍りするぐらい嬉しかったりします。
なんで1つの組織にしか入れないんだ!組織はそんな単純じゃなーい!って思っていたのですが、これで問題解決です。


上記のように管理コンソールのユーザーで、「選択した組織部門のユーザー」を選択すると「複数を選択」というリンクが表示され、これをクリックすることで複数の組織を選択出来るのです!ワーイ!

まだ使い始めたばかりですし、まだ今後数週間かけて適用されている機能もあるので、しばらくいろいろ試してみないとですね!

関連情報

2018年4月26日 @kimipooh

2018年4月13日金曜日

【GAS】Google スプレットシート で BOM付きUTF-8 な CSV出力をしてみよう!

Chrome 管理コンソールなど、BOM付きUTF-8 のCSVしかインポートを受け付けないシステムがあるようです。Windows なら「メモ帳」で UTF-8 保存すると BOM付きになります。ただし Windows10よりBOMなしUTF-8がデフォルトになったようなので、明示的にBOM付きUTF-8での保存が必要です。macOS なら、CotEditor あたりを使えば、BOMあり、なしを選択できます。

Chromebook では Chromeブラウザしかつかえなーい!


下記の事例のように、Chromebook ではBOM付きUTF-8に保存することが難しい模様。


Google スプレットシート > 形式を指定してダウンロード > カンマ区切りの値(.csv 現在のシート)

は、BOMなしのUTF-8なのでした。
下記のようにバイナリエディタ(HexEdit)でみるとBOMがないのが分かります。



ちなみに BOMありの場合には、先頭が EF BB BF で始まります。
参考:Byte_order_mark  (Wikipedia)



CotEditor で見ても BOMなしですね。



BOMありの場合




じゃあ Google Apps Script で実装できるのかな


と思って
を参考に作成してみました。ちょっとハマったところがあったり、バタバタしていたので、小一日掛かってしまいました。

以下、ツールの利用方法です。

実装 - Google スプレットシートに CSV出力のカスタムメニューを追加する


今回3種類追加してみました。


  • OUTPUT to CSV カスタムメニューを追加
    1. Shift_JISコードの CSVを保存
    2. UTF-8(BOM付き)の CSVを保存
    3. UTF-8(BOM無し)のCSVを保存
なお Microsoft Excel で文字化けせずに開くことができるのは、「1」「2」です。つまりは Googleスプレットシートの標準機能で CSV保存したものは Microsoft Excel で開くと日本語が文字化けしまーす。

STEP 1. Google スプレットシートを作成


適当に日本語テキストを入力します。

な感じ。

STEP 2. スクリプトエディタを開き、サンプルコードをコピー&ペーストします。


1. ツール > スクリプトエディタを開きます。
2. 中身を、outputSheetToCsvFile.gs (GitHUB)にあるコードに置き換えます。
3. 保存します。



な感じですね。

STEP 3. コードのいくつかの箇所を変更する


var drive = DriveApp.getFolderById('=== Folder ID ===');

=== Folder ID === は、スプレットシートを保存した Googleドライブのフォルダに移動して、URLの
https://drive.google.com/drive/u/0/folders/=== Folder ID====
の部分をコピー&ペーストで入れて下さい。

var base_fileName = "aaa";
ファイル名のプレフィックス名を設定してください。
aaa_UTF8.csv、aaa_Shift_JIS.csv などで保存されます。

var entries 内の name 変数の値を変更することで、


上記の名称を変更できます。

spreadsheet.addMenu("OUTPUT to CSV", entries);

カスタムメニューの名称を変更できます。

※上記変更をしたら保存してください。

STEP 4. Google スプレットシートを再読込する


開いていた スクリプトエディタが閉じ、カスタムメニュー「OUTPUT to CSV」が表示されているはずです。



のように、それぞれ選択してみましょう。
最初の一度だけ、「承認が必要」画面がでてきます。


「続行」ボタンを押すと



のように警告がでますが、自分がつくったものですので「詳細」リンクをクリックし、
「outputSheetToCsvFile(安全ではないページ)に移動」
リンクをクリックしてください。



そうすれば、このコードが Googleドライブへアクセスしてよいかどうかの許可をきいてくるので「許可」ボタンを押します。

※もし警告を出したくないなら、下記を参考に申請してみてください。
https://support.google.com/cloud/answer/7454865

以上で完了です。
3つのCSV出力をすると下図のように、3つのファイルができると思います。



  • aaa_UTF8N.csv = UTF-8 (BOMなし)
  • aaa_UTF8.csv = UTF-8 (BOMあり)
  • aaa_Shift_JIS.csv = Shift_JIS


です。

STEP 5. 正しくコンバートされているか確認する


aaa_UTF8N.csv


下記のようにバイナリエディタ(HexEdit)でみるとBOMがないのが分かります。



CotEditor で見ても BOMなしですね。



aaa_UTF8.csv


ちなみに BOMありの場合には、先頭が EF BB BF で始まります。
参考:Byte_order_mark  (Wikipedia)



BOMありの場合



aaa_Shift_JIS.csv



のように正しく判定されていますね!!

2018年4月13日 @kimipooh

2018年4月6日金曜日

【GAS】Google Analytics データを Googleスプレットシートに集約し、PDFでメール添付する方法

最近 Google Script を使ったプログラムにハマりつつあります。

さて今回は、
  1. (前半)複数ある Google Analytics データの一部を Googleスプレットシートで一括取得
  2. (後半)一括取得した Googleスプレットシートの特定シートデータをメール本文(HTML)と PDF にして添付したメール送信
について紹介したいと思います。

毎回ログインして調べるのはやってられない!


ということと、問い合わせや登録関係に Googleフォーム + Google スプレットシートを使い始めて、Google Script でゴニョゴニョしだしたので、やってみるか!というノリでやってみました。

ようするに、ウェブサイトのアクセスログが知りたい!っていう度に、Google Analytics にログインして調べるのはやってられない! そこはまぁ簡単に実装できたけど、メール添付できたら更に楽だなぁというノリです。


(前半)複数ある Google Analytics データの一部を Googleスプレットシートで一括取得


やりかたはネットで調べたら結構でてきます。
が一番参考になりました。
今回、「2018年4月1日から一日前までの自動取得」を設定してみます。